7月7日~22日までは二十四節気では「小暑」になります。
小暑(しょうしょ)とは、梅雨が明け、暑さが本格的になる頃です。蝉も鳴き始め、暑中見舞いを出すのもこの頃です。
暑くなると体力消耗も激しくなり、夜も寝苦しく睡眠が浅くなることもありますね。
夏の暑さを上手に乗り切るには、身体に無理をさせず、休養をしっかりとることが大事!!
心が静まると自然と涼しくなると言います。心を穏やかに保ち、瞑想を取り入れるのも大いに有効かもしれません。
<生活養生>
① 暑くなって来ると体力消耗も激しくなってくるので、しっかり休養をとるようにしましょう。
②
汗をかいた直後に、冷房の冷気にあたると、肌から寒邪が侵入し、冷え性の原因になりますので、避けるようにしましょう。
③
夏は暗い時間が短くなりますが、睡眠は暗い時間にとった方が質がよくなりますので、夜はなるべく早寝を心掛けましょう。
④
昼に30分ほどの昼寝をとると、心臓が落ち着きやすいですのでおすすめです。
<食養生>
① 暑いと汗をかきやすいですが、水分補給もしっかりしましょう。一度に大量な水をとるより、ちょこちょこ飲むほうが良いです。水分補給する場合はお茶やコーヒーよりも真水が望ましいです。(お茶やコーヒーは利尿効果があるので、水分が出やすくなります)
② 暑い時期は胃腸も弱りやすくなるので、胃腸に負担をかけるような、粘り食材(パン・麺など小麦製品やおもち等)や甘いもの、脂っこいものは控えるようにしましょう。
③
水分代謝をよくする食材を積極的に摂るようしましょう。スイカ、冬瓜、ハトムギ、胡瓜など。
④ 冷たいものは胃腸を冷やして免疫を下げるので、なるべく避けましょう。暖かく、消化の良いものをとるようにしましょう。
⑤
炎天下での活動が増えて、身体が火照る場合は清熱効果がある食材をとると良いでしょう。苦瓜、キュウリ、トマト、茄子など。
小暑の頃の旬の野菜:ゴーヤー、胡瓜、モロヘイヤ、トウモロコシ、トマト、枝豆、スイカ、ピーマン、さくらんぼ、パイナップル、もも
魚:ヒラメ、たかべ、はも、ざこし、しじみ、つぶ貝
~体調の変化を見ながら取りたい食材~
<清熱解毒する食材>
食材:苦瓜、胡瓜、水菜、豆腐、ゆば、こんにゃく
<養心安神するもの食材>
食材:セロリ、百合根、卵、牛乳
<清熱解暑、生津止渇する食材>
食材:レタス、トマト、キュウイフルーツ、あわ、蕎麦、白菜、胡瓜、リンゴ、
グレープフルーツ、バナナ、梨
<利湿健脾する食材>
食材:西瓜、冬瓜、胡瓜、レタス、はとむぎ、枝豆
それでは健やかな小暑の時季をお過ごしください。
作者:尹 玉