6月21日~7月6日の間は24節気では「夏至」になります。
「夏至(げし」とは北半球では一年のうちで最も昼間が長い日。
とうとう一年で一番陽が極まる時が来ましたね。太陽のパワーが強い時期。
この時季を境目に少しずつ、昼の時間が短くなります。
夏至の時季とは言え、日本では梅雨時季と重なり、最近は雨と曇りの日が多いですね。
空気中に湿気も多く、蒸し暑いので、身体もだるくなりやすくなっているのではないでしょうか。
夏至の時季は、疲れをためないように、体力消耗をなるべく控え、しっかり休養を取ることが大事です。
特に陽の極まる時間帯の昼寝や休養することをおすすめします。
湿気が強い時期でもありますので
水分代謝をよくするものを積極的にとり、湿気を増やす食材は控えることもおすすめです。
マスク生活が続くと呼吸も浅くなり、水分代謝も滞りやすいですので、意識して深呼吸するようにしましょう。
適当に汗をかくことも、湿気を巡らせる為には必要ですので、お風呂にもしっかり入るようにしましょう。
<生活養生>
①
暑くなって来ると空調を使う頻度が増えますが、空調を頼りすぎると発汗が抑えられ
湿気を外に出せなくなるので、使い過ぎには気をつけましょう。
②
汗をかいた直後に、冷房の冷気にあたると、肌から寒邪が侵入し冷え性の原因になりますので、避けるようにしましょう。
③
夏は暗い時間が短くなりますが、睡眠は暗い時間にとった方が質がよくなりますので、夜はなるべく早寝を心掛けましょう。
④
昼に30分ほどの昼寝をとると、心臓が落ち着きやすいですのでおすすめです。
<食養生>
①
この時季は湿気をためやすい粘り食材(パン・麺など小麦製品やおもち等)や甘いもの、脂っこいものは控えるようにしましょう。
②
水分代謝をよくする食材を積極的に摂るようしましょう。スイカ、冬瓜、ハトムギ、胡瓜など。
③
夏場は胃腸が弱りやすくなりますので、冷たい温度での飲食はなるべく避け、暖かく、消化の良いものをとるようにしましょう。
④
炎天下での活動が増えて、身体が火照る場合は清熱効果がある食材をとると良いでしょう。苦瓜、キュウリ、トマト、茄子など。
⑤
汗をよくかく場合は、水分補給もしっかりしましょう。一度に大量な水をとるより、ちょこちょこ飲むようにしましょう。水分補給する場合はお茶やコーヒーよりも真水が望ましいです。
夏至の頃の旬の野菜:みょうが、レタス、ニンニク、らいきょ、木耳、杏子、梅
魚:こち、ヒラメ、真カレイ、銀あなご、めばちマグロ、銀鮭、鮎
<清熱解毒する食材>
食材:苦瓜、胡瓜、水菜、豆腐、ゆば、こんにゃく
<養心安神するもの食材>
食材:セロリ、百合根、卵、牛乳
<清熱解暑、生津止渇する食材>
食材:レタス、トマト、キュウイフルーツ、あわ、蕎麦、白菜、胡瓜、リンゴ、
グレープフルーツ、バナナ、梨
<利湿健脾する食材>
食材:西瓜、冬瓜、胡瓜、レタス、はとむぎ、枝豆
それでは健やかな夏至の時季をお過ごしください。