10月8日~10月22日の間は24節気では「寒露」になります。
露が冷たく感じる頃で、空気が澄み、夜空にさえざえと月が明るむ季節です。
今年は寒露の頃になっても、昼間は真夏並みに暑い日が続いていますね。
しかし、日が暮れるのは早くなり、夕方からは秋らしい空気感を感じます。
11月からは暦上では、立冬となりますが、その前の10月20日からは秋の土用に入ります。
土用は季節の移り変わりを意味し、変化の時です。
この時は、慎重に過ごす必要があります。胃腸を労わり、睡眠をしっかりとり、心を
穏やかに過ごすことが大事です。
秋・冬は乾燥が気になる時季で、インフルエンザなどの感染症もはやりやすい時季ですので、
潤いを取り入れることを心かけ、静かに過ごし時間を持つことをお勧めします。
そして、身体が冷えないように、服装にも気を付けましょう。
この時季は激しい運動も、潤いを消耗しますので、控えた方が良いでしょう。軽いウォーキングは気の巡りを良くして、消化も助けますので、積極的に行いましょう!
<生活養生>
① 軽い有酸素運動をして気を巡らせましょう。
② 背筋を伸ばして、姿勢を正して深呼吸を心かけましょう。
③ 激しい運動を避けて、十分な睡眠をとれるように気をつけましょう。
④ 精神的には秋は不安定になりやすい時季ですので、感情を自分でコントロールできるように心かけましょう!
⑤ お腹、頭、足は冷やさないように特に気をつけましょう
<食養生>
食欲の秋は、消化を助ける発酵食品を積極的に摂ることをおすすめします。きのこ類や芋類が今の時期の旬になりますので、積極的に取り入れることをお勧めします。きのこ類や芋類は「氣」を補い、免疫を高める効果があります。
そして、乾燥が気になる時でもありますので、潤い効果がある食材も取り入れましょう!
秋分の頃の旬の野菜:しめじ、栗、柿、山芋、さつま芋
魚:ししゃも、はたはた、サバ、ほっけ・きんき
潤い効果がある食材:蓮根、山芋、ゆり根、梨、葡萄、リンゴ、松の実、白木耳、蜂蜜
精神を安定させる食材:ゆり根、山芋、蓮の実、なつめ、かき、しじみ、アーモンド、紅茶
肺を温める食材:胡桃、鶏肉、玉ねぎ、もち米、葱
気を補い、免疫を高める食材:山芋、さつま芋、舞茸、大豆、しめじ
それでは皆様暖かい寒露をお過ごしください。
作者:尹 玉