9月23日~10月7日の間は24節気では「秋分」になります。
秋分は昼夜の長さがほぼ同じになる日。この日を境に日が短くなり、秋が深まっていきます。
この日は陰陽のバランスが取れているので、体感的にも暑くも、寒くもなく過ごしやすくなりますね。
人の心も陰陽どちらに傾きすぎず、中庸を保っていれば、病気などとは縁が遠くなるものです。
自然は常に変化の連続です。人間は何か突発的な事が起きたら「無常」を感じると思いますが実は「無常」が常態なのです。
常に変化しているからこそ、病気が治ったり、暗いところが、明るくなったりで希望を
持ち続けることができるのです。
これから秋が深まっていくと、気温は下がり、精神的にも落ち込みやすくなったりしやすいが、身体が冷えないように気をつけ、心穏やかに過ごしましょう!
<生活養生>
① 軽い有酸素運動をして気を巡らせましょう。
② 背筋を伸ばして、姿勢を正して深呼吸を心かけましょう。
③ 激しい運動を避けて、十分な睡眠をとれるように気をつけましょう。
④ 精神的には秋は不安定になりやすい時季ですので、感情を自分でコントロールできるように心かけましょう!
⑤ お腹、頭、足は冷やさないように特に気をつけましょう
<食養生>
食欲の秋になりますので、消化を助ける発酵食品を積極的に摂ることをおすすめします。そして、徐々に乾燥が気になる時でもありますので、潤い効果がある食材もとりましょう!
秋分の頃の旬の野菜:ぎんなん、里芋、松茸、秋茄子、さつま芋
魚:はせ、さんま、あわび、しまあじ、トラフグ
潤い効果がある食材:蓮根、山芋、ゆり根、梨、葡萄、リンゴ、松の実、白木耳、蜂蜜
精神を安定させる食材:ゆり根、山芋、蓮の実、なつめ、かき、しじみ、アーモンド、紅茶
肺を温める食材:胡桃、鶏肉、玉ねぎ、もち米、葱
気を補い、免疫を高める食材:山芋、さつま芋、舞茸、大豆
それでは皆様穏やかな秋分お過ごしください。
作者:尹 玉