8月7日~22日の間は24節気では「立秋」になります。
体感的にはまだ夏ですが、ここから秋に入る始まりです。
立秋の気候は暑いものから涼しいものへと引き継ぐ節気であり、陽の気がだんだん収斂し、陰の気がだんだん長くなり、万物が熟して収獲する季節を迎えます。
立秋の頃は陽から陰に変わっていく過渡期になりますので、自然界も人間の身体も感情にも変化が感じられるようになります。
夏の疲れが出やすく、胃腸の不調も出やすくなる頃です。
夏は「蕃秀」の季節と言い、植物も生い茂て、外側が繁栄する時季でしたが、秋からはエネルギーの方向性が中側に収斂しはじめます。人間もこの秋のエネルギーに合わせて、食・生活を整えると良いです。
<生活養生>
この時季からは徐々に活動を減らし、静かに過ごす時間を増やしましょう。
過度な体力消耗を避けて、十分な睡眠をとれるように気をつけましょう。
精神的には秋は不安定になりやすい時季ですので、感情を自分でコントロールできるように心かけましょう!
<食養生>
食事面では、これからの季節は徐々に乾燥が気になる時でもありますので、潤い効果がある食材を取ることをお勧めします。同時に胃腸にも優しい調理法、例えばスープ・お粥などで
摂ることも、おすすめです。
潤い効果がある食材:蓮根、山芋、ゆり根、梨、葡萄、リンゴ、松の実、白木耳、蜂蜜など
それでは皆様、穏やかな秋をお迎えください。
作者:尹 玉